【世界中で大人気】トレーディングカードを印刷するポイント

世界中で大人気のトレーディングカード。国内では「トレカ」と略すことも多く、アニメやイラストをテーマにしたトレーディングカードが有名で絶大な人気を誇ります。

実はこのトレーディングカード、人気のウラには印刷技術が一役買っており、特にレアカードには特殊印刷や特殊加工がふんだんに使われていることも少なくありません。今回はトレーディングカードを作成する際の方法や、レア感を出すための印刷方法などのポイントをご紹介いたします。

トレーディングカードとは

トレーディングカードとは、異なる種類の絵柄や写真が印刷されており、収集や交換を目的として作られたカードです。入手方法は、カードそのものを購入するといった他に、おまけの景品としてついてくるといった場合や、コレクター同士の間で交換するなどがあります。

カードのテーマとしては、スポーツ選手や乗り物、有名人など多岐にわたり、冒頭にご紹介したアニメやイラストなどをテーマにしたものもあります。レアカードと呼ばれる希少なものにはプレミア価格が付く事が多く、2022年にアメリカのオークションで725万ドル(約9億7,900万円)にて売買されたものもあり、「トレーディングカード界のモナリザ」とも言われているカードがあるそうです..!

トレーディングカードのサイズ

カードのサイズは大きく分けて2種類あります。

スタンダードサイズ:幅63×高さ88mm
スモールサイズ:幅59×高さ86mm

オリジナルで作成するトレーディングカードのサイズ自体に、明確なルールや法律などの定めはありませんが、市場に流通しているカードの大きさと揃えておいた方が、コレクターにとっては収納しやすく使い勝手が良い為、上記のどちらかに合わせて作るのがオススメです。

尚、カードの角は「角丸」にしておきましょう。角丸にすることによって角がつぶれにくく、綺麗な状態を保ちやすくなります。また、ふいにカードが手や顔に当たったとしても痛くない為、お子様でも安心して遊びやすくなります。

トレーディングカードに使用されている紙

カードに使用されている紙は「コート紙」がオススメです。コート紙はインキの発色が良く、カラー印刷に最適であるため、絵柄や写真などの見栄えが良くなりカードの品質を高めることができます。

また、紙の厚みはしっかりしたものを選ぶことが重要です。紙の厚みや強度が足りないと、すぐにカードが曲がってしまったりするなど、ダメになってしまいます。その為、カードの厚みは最低でも四六判225kg以上を選びましょう。

カードの表面にPP貼り加工などのコーティングをすることも有効です。但し、PP貼り加工をすることによって印刷の色味が変わる場合もあります。本番印刷前にしっかりと色の確認をするため、色校正をすることも忘れないようにしましょう。

レア感を出すための印刷方法

トレーディングカードの醍醐味とも言えるレアカードですが、特殊印刷や特殊加工を惜しみなく施すことがポイントです。輝く煌めきや、心地よい手触りがカードのプレミア感をより一層引き立てます。ここでは代表的な方法をご紹介します。

箔押し加工

金や銀、あるいは赤や青などの箔を紙に圧着させてきらめきを出す方法です。更にホログラム箔押しであれば、見る角度によって色が変化し、圧倒的なキラキラ感を演出することができます。ホログラムのパターンには「しま模様」「ドット(点)模様」「オーロラ模様」など、様々な柄・パターンが豊富にあります。

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疑似エンボス

2種類の性質が異なるニスを使用して疑似的にエンボスを表現する印刷手法です。ニスを部分的に引くことで、ざらざらとしたエンボス面と光沢面のギャップにより、立体感のある凹凸や高級感のある光沢などを再現することが可能です。さらに箔押しと組み合わせることによって、きらめきと立体感を出すことができて圧倒的なレア感を出すことも可能です。

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アルミ蒸着

アルミ蒸着は、真空容器の中でアルミニウムを加熱蒸発させて、あらかじめその容器内に置いた紙やフィルムの表面に凝結させてアルミの薄膜を付着させる加工です。紙に直接付着させているため、原紙の質が出やすいといったメリットがあります。また、アルミ蒸着の上に部分的にマットニスを印刷することによって、アルミ蒸着の光沢をより際立たせることができます。

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PP貼り加工

PP貼り

紙の表面にPP(ポリプロピレン)のフィルムを貼ることによって、耐久性を上げることができます。又、光沢感あるいはマット感のある表面に仕上がるため、高級感のある演出をすることが可能です。また、PP貼り加工に加えて、箔押しやエンボス・デボス加工をすることもオススメです。凸凹の立体感がより強調されるため、迫力のあるカードになります。

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以上のように、トレーディングカードを作成する際には十分な耐久力を持たせ、通常のカードとレアカードの印刷方法や加工方法を使い分けることが重要なポイントです。
トレーディングカードの作成方法にお悩みの場合や、ご検討中の場合は是非新晃社までお問い合わせください。特殊加工・特殊印刷のプロが丁寧にお話を伺い、最適なご提案をさせて頂きます。

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