特殊加工印刷の新晃社 > 特殊加工・特殊印刷TOP > アルミ蒸着
アルミ蒸着は、真空容器の中でアルミニウムを加熱蒸発させて、あらかじめその容器内に置いた紙やフィルムの表面に凝結させてアルミの薄膜を付着させる加工です。
このアルミ蒸着した紙やフィルムは、アルミ蒸着紙またはアルミ蒸着フィルムと呼ばれます。
アルミ蒸着の上に印刷する際は、その表面上特性から紙面へのインキの浸透がほとんどないため、速乾性インキやUVインキを使用します。
アルミ蒸着の上に表面加工も可能ですが、通常の紙と違い性質が大きく異なる2つの層があるため、収縮差によるカールやしわの発生が起こりやすくなります。
また、静電気を帯びやすい性質があるので、紙同士が疑似的にくっ付き、加工を困難にさせる場合があるので注意が必要です。
アルミ蒸着は、金属箔のような平滑性、光沢といった外見を持ちながら、紙の特性をもっています。
また紙に直接付着しているため、原紙の質が出やすく、薄い紙から厚い紙まで対応できます。
アルミ蒸着の光沢と平滑性がある金属的な輝きは、インパクトのある表現が可能で、高級感や派手さが求められるシーンで数多く使用されています。
そのため、化粧品や高級パッケージ、CDジャケット、ブックカバーなど装飾効果を高める用途で使用されています。
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