特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 印刷について > 【これも知っておきたい!】マットコート紙を選ぶべき3つのポイント
公開日:2020年08月20日
カラー印刷をするなら必ずと言っていいほど出てくる「コート紙」と「マットコート紙」。
コート紙は発色の良い光沢感のある紙であると、こちらの記事でご紹介させて頂きました。(【知らないと損する】コート紙を選ぶべき3つのポイント)
それでは、マットコート紙はどのような紙で、どんな時に選んだら良いのでしょうか。今回はマットコート紙の特徴と使いどころについてご紹介させて頂きます。
マットコート紙は「しっとり」「スベスベ」といった質感になります。コート紙の「ツルツル」とした活発な印象に比べると、マットコート紙は上品な印象で、落ち着いた雰囲気を出したい場合にはぴったりの質感です。
この質感の違いですが、紙の表面に塗布(とふ)しているコーティングの違いによるものです。そのため、コート紙の事を「塗工紙(とこうし)」、マットコート紙を「微塗工紙(びとこうし)」と呼び、一般的にはマットコート紙のほうが塗料が少ないため、「微」塗工紙とされます。
発色が良くなるコーティングを紙の表面に施しているため、チラシやカタログ、パンフレットなどあらゆる印刷物に使われています。また、カラーページのある書籍などにも良く使用されており、大変使い勝手の良い紙です。
コート紙では「鮮やかだけど主張が強すぎる」といった場合は、マットコート紙を是非検討してみてください。マットコートならではの「鮮やかだけれども落ち着いたトーン」が合っているかもしれません。
コストは基本的にコート紙と変わらず同額になりますので、金額が上がる心配もありません。
※時期や紙の市場価格によって変動する場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。
マットコート紙の特徴として、鉛筆などでも書き込めるといった点があります。
コート紙は、光沢感のあるツルツルとしたコーティングであるため、ボールペンなどであれば大丈夫ですが、鉛筆ではしっかりと書き込むことができません。そのため、チラシやパンフレットにお客様に書き込んでもらうスペースなどを設ける場合は注意が必要です。
また、「上質紙」の場合は鉛筆で書き込むことができますが、表面にコーティングをしていないため、発色がコート紙・マットコート紙ほど鮮やかにはなりません。
そこでマットコート紙が役に立ちます。鮮やかな発色でありながら、鉛筆でも難なく書き込めるので、「見た目の印象は良いままで、応募用紙やアンケートなどとしても使いたい」といった印刷物であればマットコート紙は最適な選択肢です。
マットコート紙の特徴をご紹介しましたが、実際に現物をみてみないと分からないという事がほとんどだと思います。新晃社ではマットコート紙の紙見本がありますので、現物を見てみたいといった場合は是非お気軽にご連絡ください。
また、紙見本だけでなく、実際の仕上がりを確認するための「色校正」を行うと確実に違いが分かります。同じデザインで「コート紙」「マットコート紙」「上質紙」で刷ってみて仕上がりを比べてみる、といった事もできますので、本番印刷前に色校正を行うとイメージに最も近い紙を選ぶ事ができるでしょう。
新晃社ではマットコート紙はもちろん、あらゆる紙を取り扱っております。紙について分からない点や気になる点などありましたら、是非弊社までご連絡ください。担当者より丁寧にご案内させて頂きます。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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