
「カタログや写真集をワンランク上の美しい仕上がりにしたい」
「高級感のあるつややかな用紙を探している」
そのようなご要望をお持ちの方にぜひおすすめしたいのが、五條製紙が誇る最高級アート紙「Hi-Mckinley(ハイマッキンレー)」シリーズです。
ハイマッキンレーには、大きく分けてツヤのある「グロス」系と、ツヤを抑えた「ダル・マット」系が存在しますが、本記事では圧倒的な光沢感と美しい白さが魅力の「グロス」に焦点を当てて解説します。
ハイマッキンレー グロスの特徴やラインナップ、最適な用途から印刷時の注意点まで、印刷会社の視点で詳しくご紹介します。こだわりの印刷物を作りたいとお考えの方は、ぜひ用紙選びの参考にしてください。
ハイマッキンレー グロスとは?

ハイマッキンレーは、特殊紙や高級板紙の製造で知られる「五條製紙株式会社」が製造・販売している高級印刷用紙のブランドです。
印刷業界において、ハイマッキンレーは「スーパーアート紙」と呼ばれるカテゴリに分類されます。一般的なチラシやパンフレットで使用されるコート紙や、通常のアート紙よりも、紙の表面に塗布されるコート剤の量がさらに多く設定されているのが特徴です。
両面にたっぷりとコート剤が塗布されているため、非常に高い平滑度を誇ります。その中でも「グロス」タイプは、光を反射する強い光沢感を持っており、印刷物を華やかで高級感あふれる印象に仕上げることができる最高峰の用紙として、多くのクリエイターやデザイナーから支持されています。
ハイマッキンレー グロスの4つの特徴
ハイマッキンレー グロスには、他の用紙にはない優れた特徴がいくつもあります。ここでは代表的な4つの魅力をご紹介します。
1. 圧倒的な平滑性と高い印刷適性
スーパーアート紙であるハイマッキンレーの最大の特徴は、極めて滑らかな紙肌です。表面の凹凸が非常に少ないため、インキが均一に乗り、写真の細部やグラデーションまで鮮明に表現することができます。
網点が潰れにくく、デザイナーが意図した通りの緻密で美しい仕上がりを実現する「高い印刷適性」を備えています。
2. 青みがかった上品なホワイト
紙の「白さ」には様々な種類がありますが、ハイマッキンレー グロスは特徴的な「青みがかったホワイト」を持っています。
青みのある白は、視覚的に冴え渡るような透明感を与えます。これにより、印刷された写真やイラストのコントラストが際立ち、より一層鮮やかで立体感のある色表現が可能になります。
3. 際立つ「白紙光沢」と「印刷光沢」
ハイマッキンレー グロスは、印刷されていない白い部分も、インキが乗った印刷部分も、ともに高い光沢感を発揮します。
光が当たるとツヤツヤと輝くような質感があり、色彩をよりリッチに、フルカラーのビジュアルを最大限に美しく見せることができます。
4. 環境に配慮したFSC®認証紙
高級感だけでなく、環境保全への配慮も現代の用紙選びでは重要なポイントです。ハイマッキンレーシリーズは、適切に管理された森林から産出された木材パルプを使用していることを証明する「FSC®認証」を取得しています。
SDGsへの取り組みを重視する企業のパンフレットやカタログなど、環境配慮が求められる案件にも安心してご採用いただけます。
ハイマッキンレー グロスの主なラインナップ

一口に「ハイマッキンレー グロス」と言っても、厚さやわずかな仕様の違いによっていくつかの銘柄に分かれています。印刷会社に発注する際は、用途に合った厚みを選ぶことが大切です。
・ハイマッキンレーアート
ハイマッキンレーの代表的な銘柄です。一般的に135kg以下の比較的薄手〜標準的な厚さのものが「アート」と呼ばれます。本文用紙やポスター、カタログなどに幅広く使用されます。
・ハイマッキンレーポスト
180kg以上の厚みを持つハイマッキンレーは「ポスト」という名称で扱われます。しっかりとしたコシと厚みがあるため、ポストカードやDM、高級なパッケージ、冊子の表紙などに最適です。
・ハイマッキンレー ピュアリスト
五條製紙の技術を結集して作られた、さらに高白色のスーパーアート紙です。ハイマッキンレー特有の上品な白さと高光沢を極限まで高めており、よりピュアな白さを求める場合に選ばれます。
ハイマッキンレー グロスのおすすめ用途

その優れた特性から、ハイマッキンレー グロスは「ビジュアルの美しさが直結する」以下のような印刷物に最適です。
・写真集・美術出版物
人物の肌の質感や風景のディテール、美術品の繊細な色彩を忠実に再現できるため、写真集や図録には欠かせない存在です。
・高級カタログ・パンフレット
ジュエリー、時計、高級車、化粧品などのブランドイメージを訴求するカタログにおいて、商品の魅力を最大限に引き出します。
・ポスター・カレンダー
壁に掲示した際にも、グロス特有の強い光沢が目を引き、遠目からでも美しい発色が際立ちます。
・ポストカード・ダイレクトメール(DM)
厚手の「ハイマッキンレーポスト」などを使用することで、手に取った時の高級感や特別感を演出し、顧客の反応率アップに貢献します。
幅広い斤量(厚さ)のラインナップ
ハイマッキンレー グロスは、用途や仕上げたいイメージに合わせて最適な用紙を選べるよう、豊富な斤量と寸法が用意されています。
ページ数の多いカタログの本文に向く薄手〜標準の厚さから、パッケージや表紙として重厚感を演出できる厚手のものまで、幅広いラインナップが揃っているのが魅力です。ここでは、各銘柄の代表的な斤量をご紹介しますので、印刷物を作る際の参考にしてください。
■ ハイマッキンレーアート
四六判(T目):110kg、135kg
菊判(T/Y目):76.5kg、93.5kg
■ ハイマッキンレーポスト
四六判(T目):160kg、180kg、200kg、220kg、260kg
菊判(T/Y目):111kg、125kg、139kg、153kg、180.5kg
■ ハイマッキンレーアートFS
四六判(T目):110kg、135kg
菊判(T/Y目):76.5kg、93.5kg
■ ハイマッキンレーポストFS
四六判(T目):160kg、180kg、220kg
菊判(T/Y目):111kg、125kg、153kg
※上記以外の斤量も一部受注生産で取り扱いがございます。
※ハイマッキンレーピュアリストは全て受注生産品となります。
ハイマッキンレー グロスを使用する際の注意点
ハイマッキンレー グロスは非常に優秀な用紙ですが、印刷・加工時にはいくつか気をつけたいポイントがあります。
インキの乾燥時間と裏移りに注意
紙の表面がコート剤で滑らかにコーティングされているため、インキが紙の内部に浸透しにくく、一般的な用紙よりも乾くまでに時間がかかります。インキが乾ききる前に用紙が重なると、重なった紙の裏面を汚してしまう「裏移り」や、用紙同士が擦れてインキが剥がれる「コスレ」が発生するリスクがあります。
特にベタ塗りが多い場合は、乾燥期間を長めに設けるか、表面保護のためのニス加工やPP貼り加工を併せて検討することをおすすめします。
コスト面とのバランス
スーパーアート紙という最高級グレードに位置するため、一般的なコート紙と比較すると用紙代は高くなります。予算とのバランスを見ながら、「品質を最重視したい表紙だけにハイマッキンレーを使用し、本文には別の用紙を使う」など、工夫次第でコストパフォーマンスを高めることも可能です。
まとめ
ハイマッキンレー グロスは、極めて高い平滑性と青みがかった上品な白さ、そして眩しいほどの光沢感を持つ最高級のスーパーアート紙です。写真やイラストを息を呑むほど美しく再現したいプロジェクトにおいて、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
「自社のカタログで商品の質感をしっかり伝えたい」「特別な写真集を作りたい」という方は、ぜひハイマッキンレー グロスでの印刷をご検討ください。
新晃社では、ハイマッキンレーをはじめとする多種多様な高級用紙・特殊紙を取り扱っております。お客様の作りたい印刷物のイメージやご予算に合わせて、印刷のプロフェッショナルが最適な用紙をご提案いたします。用紙のサンプル確認や印刷仕様についてのご相談など、どうぞお気軽にお問い合わせください。






