こんにちは。今回は、印刷の知識の基本編です。
今回のテーマは、プレスコートとは?です。
パッケージなどの印刷の際に用いる表面加工の一つです。
パッと見た印象では、PP加工にも似ています。
見た印象は、似ているのですが、加工の方法は、全然違います。
PP加工は、表面にビニールを貼る加工であるのに対して、プレスコートは、表面加工用の溶剤、つまり、アクリル酢酸ビニール等の塗料を塗布し、その後、熱風で乾燥させ、ステンレス版で圧を加えることによって、表面に光沢を出す加工となります。
フィルムを使わないので、PP加工よりも耐久性で負ける部分もありますが、より、環境にやさしいというメリットがあります。ニス加工よりも光沢は強いと思います。
箱やパッケージなどを作成するときに広く用いられる表面加工です。組み立ての際に糊で貼るの加工がある場合などに用いられるケースが多いです。
そして、PP加工よりも安価である というメリットも使用される理由の一つだと思います。
最後に、プレスコートもニス加工と同様にコート系の用紙が適しています。上質系やマット系の用紙には向いていない加工です。