特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > 特殊加工・印刷 > 【抗菌印刷(抗菌ニス加工)】を活用する3つのポイント
公開日:2020年09月10日
新型コロナウイルスの影響によって、新しい生活様式がもとめられ、衛生面への意識が高まっています。
飲食店やホテル・旅館などをはじめ、レジや受付などではアクリルパネルやビニールなどで仕切りを設けるところが非常に増えました。入り口にアルコール消毒のスプレーを見かけることも珍しくありません。
このような社会の変化にともなって、抗菌加工の需要も伸びています。
印刷においては「抗菌印刷(抗菌ニス加工)」というものがあります。抗菌印刷自体は新型コロナウイルス以前からある技術ですが、今後ますます必要とされる印刷方法であることは間違いありません。
今回は抗菌印刷の活用方法を3つのポイントでご紹介いたします。
抗菌印刷とは、特殊な抗菌剤入りニスを塗布した印刷物のことになります。そのため、抗菌印刷のことを「抗菌ニス加工」と呼ぶこともあります。
この抗菌剤入りニスでコーティングすることによって、菌の増殖を抑えられるため、衛生的な環境をキープしやすくなります。例えば、店舗のメニュー表や施設に備え付けのパンフレットなどは、多くの人が繰り返し手に取るものなので、どうしても雑菌が印刷物の表面に付着します。そこで、抗菌印刷によって作られた印刷物であれば、一般的な印刷物よりも菌の繁殖を抑えられるため、衛生的な環境を作ることに役立ちます。
このように、アクリルパネルやビニールなどの対策に加えて、印刷でも衛生的な環境を作る方法があります。
抗菌印刷には厳しい基準があります。JIS(日本工業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果があると規定しています。
私たちの暮らしの中には、持病をお持ちの方や、高齢者や小さなお子様がいる家庭、あるいは病院や介護施設、保育園など、平常時であっても衛生面に大変気をつけている場面があります。このような家庭や施設において、抗菌処理がされているものは、そうでないものに比べて安心感を感じられます。
例えば、名刺やパンフレットなどの、お渡しする印刷物が抗菌印刷で作らており、手にとった方に安心感を感じて頂くことができます。また、パッケージなどにも入れることができますので、製薬やコスメなどの商品パッケージに抗菌印刷にすることによって、消費者に安心感を感じてもらうことも可能です。また新晃社では、抗菌マスクケース、使い捨て抗菌マスクホルダーなども作成しており、抗菌印刷は幅広いシーンで活用することができます。
自社サービスの利用者、あるいは商品の購入者に対して安心感を感じてもらいたいといった場合には、抗菌印刷を是非検討してみてください。
これまであまり知られていなかった抗菌印刷ですが、今、大変注目を集めています。一般的な印刷物と比べて、衛生的で安心感のある抗菌印刷で作ることによって、社会情勢に配慮した印刷物であることを周知することができます。
同様の事例として、地球環境に配慮した再生紙のマークや、生活者にとって分かりやすいユニバーサルデザインの認証マークなどを印刷物に表示させる例がありますが、抗菌印刷も同様に印刷物の価値を高めると共に、社会的役割を果たしている事を示すことができます。つまり、衛生面・安心面で抗菌印刷の価値を発揮することに加えて、企業の姿勢を社会に向けて発信することもできます。
いかがでしたでしょうか。抗菌印刷は、これからの時代に合った取り組みであり今後益々あらゆる場面で活用されていくでしょう。抗菌印刷についてご興味をお持ちの場合は、ぜひ新晃社までご相談ください。担当者より丁寧にご説明させて頂きます。
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