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公開日:2023年10月24日

【早く知りたかった】白インクの印刷とは

クラフト用紙や色紙などを使って紙の風合いを活かしたいけど、インクの色もキレイに出したい。そんなときに活用できるのが、白インクの印刷です。今回は、白インクの印刷の活用方法や作成時の注意点について解説します。

白インクの印刷とは?

色が付いた紙にそのまま印刷をすると、紙の色と混ざり、インクの色はハッキリとは出ません。その風合いをあえて活かすこともありますが、色紙の風合いを出しつつ、インクの色もハッキリと出したいときに活用できるのが白インクの印刷です。

色をハッキリと出したい部分に先に白インクを印刷し、その上からカラー印刷をすることで、発色しにくい紙や素材でも白い紙に印刷したようにインクの色をハッキリ出すことができます。

また、白色をそのまま活かした印刷も可能です。例えば黒紙に白インクで文字やロゴ、イラストなどを印刷することで、インパクトのある印刷物の作成が可能です。

白インクが活かせる紙や素材と活用シーン

クラフト用紙や濃い色の色紙、黒い紙:チラシやリーフレット、ポスターなど

チラシやリーフレット、ポスターなどで、クラフト用紙や色紙を用いて印象に残る印刷物を作る際に、色をハッキリと出すために白インクを活用できます。発色を気にして白い紙を選ぶ場合が多いかと思いますが、白インク印刷を活用し、紙の色を活かしたデザインにすることで、他の印刷物との差別化を狙うこともできます。また、黒色の紙にも印刷が可能です。

メタリック、ホログラム:カードやシールなど

メタリックやホログラム加工がされた用紙にも、白インク印刷をすることで、カラー印刷が可能になります。カードやシールなどのイラストや模様の印刷に用いることで、プレミアム感のある印刷物を作成可能です。

透明の素材:クリアファイル、クリアケースなど

クリアファイルなどに使われる透明のPP素材などにも白インクは活用できます。白インクを使わないと、ぼやけた感じで色が出ますが、白インクを下に敷くことでキレイな発色が可能です。透明の素材を使って、オリジナルのノベルティやグッズなどを作成する際におすすめです。

上記のサンプルでは、左側が白インクを敷かない場合、右側が白インクを敷いた場合です。白インクを敷いた右側の方がハッキリと色が出ていることが分かります。

このように、白インクの印刷を活用すると、用紙の色や素材などの幅が広がります。印象に残ったり、質の高い印刷物を作る際の選択肢が増えることが白インクの印刷の最大のメリットです。

白インク印刷の注意点

とても魅力的な白インク印刷ですが、入稿データをしっかり作らないと意図した通りのイメージにならないことがあります。こちらの完成イメージをサンプルとして主な注意点をご説明いたします。
※茶色の背景は、クラフト紙のイメージです

白インクはKで指定。濃度は100%がおすすめ

入稿データ上で白インクの印刷部分を指定する場合はKのグレースケールを使いましょう。濃度は100%まで任意で指定できますが、100%以外の濃度だとその上に印刷をしても発色がハッキリとせず白インクの強みを活かすことができません。特別なデザイン意図がない場合は、100%の指定をおすすめします。

入稿データは白インク用のレイヤーを作る

デザイン上のどこに白インクを印刷するかがハッキリとわかるように、入稿データではレイヤーを分けることをおすすめします。レイヤーが分けられていないと、どこに白インクを印刷すればいいかわからず、入稿データの出し戻しなどが発生します。納期にも影響が出てくるので、注意をしておきましょう。

黒色(K100%)の印刷には、下地に白インク印刷は不要

黒色のインクは色紙であってもしっかりと色が出るので、白インクを下に敷くことは不要です。仮に、白インクの上にK100%で印刷をすると、白が混ざり違った風合いの黒色になります。黒やリッチブラックをハッキリと出したい場合は、白インクが下にこないようにデータを調整する必要があります。

以上、白インクの印刷の活用方法やデータ作成における注意点でした。用紙や素材の幅が広がる白インク印刷を、ぜひご活用ください。白インクを検討していたり、入稿データの作り方で迷ったりすることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、サンプルと共に最適な白インク印刷の方法をご提案いたします。

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