【チラシデザイン】ワンポイントアドバイス・フォント編

以前、チラシを作るときの「レイアウトのコツ」をまとめた記事をご紹介しましたが、今回はフォントについてご紹介します。

なぜフォントが重要なのかというと、印刷物の内容を相手に伝えるためには、読みやすくイメージが伝わりやすい「見出し」や「本文」でデザインする必要があります。

例えば、お年寄りから子どもまで参加する賑やかで楽しいフリーマーケットのチラシの見出しに使うフォントであれば、「細身の明朝体」よりも「やや太めのゴシック体」や「ポップな印象のデザイン書体」の方がイベントのイメージに合いそうです。

もちろん全体のデザインやコンセプトにもよりますので、明朝体がNGというわけではありませんが、伝えたい内容に合わせて適切なフォントを選ぶというのは重要であることに間違いありません。

今回はフォントの入手先と、チラシ・フライヤーで使えるオススメのフォントについてご紹介いたします。

フォントの入手先

フォントには大きく3つの入手先があります。

標準フォント

一つ目はあらかじめパソコンに入っているフォントです。もともとインストールされているものなので入手というよりは既に用意されているものですね。

チラシなどに使うフォントであれば、windowsなら「メイリオ」「遊ゴシック」は読みやすく洗練された印象で、とても使いやすいフォントです。Macであればなんといっても有名なのは「ヒラギノ」フォントです。文字としての読みやすさはもとより、太さが10段階もあり非常に使い勝手の良いフォントです。ゴシック体と明朝体それぞれ用意されています。

無料フォント

二つ目の入手先は、無料フォントです。フォントメーカーや個人のフォントクリエイターが配布しているフォントで、パソコンにインストールして使うことができます。中にはとてもユニークで他では見られないフォントも存在します。

ただし、無料とは言え「商用利用不可」などの条件がある場合がありますので、利用規約をきちんと確認しましょう。また、基本的に二次配布は禁止されていますので、あくまで個人で使用することを前提にダウンロードしましょう。

有料フォント

三つ目の入手先は、有料フォントです。代表的なものは「Adobe Font」「MORISAWA PASSPORT」などです。月々数千円程度を払って、100種類以上ものフォントを使うことができるサブスクリプション型と、1フォントあたり数千円〜数万円でフォントデータを購入することで、月々の費用はかからない販売型があります。

これはフォントメーカーさんによって提供方法が異なりますので、使いたいフォントがどちらのタイプなのか調べてみる必要があります。また、有料フォントも利用規約がありますので、しっかりと確認するようにしましょう。

チラシ・フライヤーにオススメのフォント

さて、それではチラシ・フライヤーに使用するオススメのフォントをご紹介します。今回は「見出し」に使えるオススメフォントをピックアップしました。

見出しは一番最初に目に入ってくる情報です。そのために、もっともフォントにこだわりをもつべき部分と言っても過言ではありません。フォントは大きく分けると「明朝体」「ゴシック体」「デザイン書体」に分けることができます。伝えたいイメージに近いフォントを選ぶと、印象が格段にアップします。

信頼感のある真面目な印象の「明朝体」

法律事務所や病院など、知的で信頼感のある印象を出すには明朝体がオススメです。ヒラギノ書体でも十分に雰囲気を出すことができます。映画「天気の子」などでも使われている、墨だまりの美しいA1明朝も大変オススメです。

ヒラギノ明朝 Std W3

A-OTF A1明朝 Std Bold

読みやすくレイアウトしやすい「ゴシック体」

線に強弱のある明朝体に比べ、比較的均一な線で構成されているのがゴシック体です。そのため視認性がよく、見出しや強調したい部分に使われることも多く、扱いやすいフォントと言えます。あらかじめパソコンに入っているメイリオ、ヒラギノなども使いやすいですが、A-OTF 見出ゴMB301などはその名の通り、見出しにはぴったりの堂々とした作りのフォントです。

ヒラギノ角ゴ Std W6

A-OTF 見出ゴMB301 ProMB31

遊び心満載な「デザイン書体」

フォントが持つキャラクター性とも言えるデザイン書体。表現したいイメージにばっちりハマったフォントを選ぶと、クオリティが格段にアップします。ポップで軽やかな印象のキリギリス、アニメ「鬼滅の刃」などで使われている闘龍、など見ているだけでも楽しいですね。ぜひ参考にしてみてください。

TA-キリギリス

 

A_KSO 闘龍

いかがでしたでしょうか。ちなみに「本文」は見出しに近い雰囲気のフォントを選ぶとまとまりやすくなります。ただし、デザイン書体は多用すると読みにくい場合がありますので、明朝体かゴシック体のどちらかにすると読みやすい上に、見出しと本文のメリハリがついたデザインになります。ぜひ試してみてください。

新晃社では多数のチラシ・フライヤーのデザイン実績があります。印刷物のイメージをアップさせたい、デザインの相談に乗って欲しい、などのご要望がありましたらお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。御社のイメージに合わせたデザインを是非ご提案させて頂きます。

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