印刷で黒にこだわりたい方へ秘伝のインキ配合をお教えします

私の黒色についてのこだわり

70年代生まれでスクールウォーズ、積木くずし、金八先生は腐ったみかんの加藤が大暴れした時代背景の中で思春期を過ごしました。
ゆえに地毛が茶色のために苦労が絶えない学生時代を過ごしたのは忘れられません。中学生まで野球に没頭していたので丸刈りでごまかしていましたが…野球部のない高校へ進学したため、高校では「赤毛登録」しているのに、厳しい先生にど突きまわされ、クライメイトには羨ましがられましたが、やんちゃな先輩からは目をつけられたりしたのでプライマイナスで言えばマイナスでしょうか。

古風な家だったので親からは「なんとか髪の毛が黒くならないか?」といろいろ見聞きした結果…「ワカメが効くらしい」という都市伝説を信じて幼少期からワカメ三昧の毎日でした。
今では茶色はちらほらで白が多くなってきました。髪の毛がなくならないだけでも良しとしなくちゃいけない年齢なのでこれも良しとしておきましょうか。ということで黒にはなりません!
※そして、ワカメに発毛効果などがあることが実証されたわけではないと思います(笑)

さて、そんな黒(髪)に憧れる私は大人になって黒へのこだわりが捨てきれません。
そうです。黒なら…ミッキーマウスの頭ぐらいの真っ黒にこだわりたいのです。

■ブラックインキ

印刷業界の黒といえばK(スミ)=ブラックインキですね。
ブラックといってもインキには透過性があり、人間は光がインキを通って紙に当たって目に返ってくることで印刷色を認識するので、黒といっても「ある黒」と比べるとやはり少し薄く感じるものです。
「ある黒」などと書くとゴットファザーや仁義なき戦いなどで取引されている違法なモノのイメージがあるかもしれませんが(笑)違います。

黒に別のインキを重ねるリッチブラックのことです。リッチブラックなどというとさらに危険な感じがしますが…ここは脱線せずに。
印刷はC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色でフルカラーを表現します。
今回はこのK(ブラック)に他の色を混ぜることで黒をより黒く見せるテクニックです。

■黒にする上でやってはいけない事

絶対にやってはいけないのが全ての割合を100%で重ねることです!
インキは印刷順番によって紙に重ねられていきます。紙にインキが100%の割合で重ねられていくとインキがなかなか乾かないという問題が発生します。インキが乾かないと…用紙が重なった時にインキが別の紙にくっついて汚れとなるのです。大事故発生です。

■黒のおすすめ配色

黒にこだわる私のオススメは、C60、M60、Y60、K100です。真っ黒になります。

これは品質にこだわる新晃社の基準でもあります。
特殊印刷や加工にこだわるからこそ印刷の発色にもこだわる!
そのこだわりこそが新晃社の真髄かもしれません。

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