特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > デザインの雑学など > Z折りとは?〜メリットや活用シーンを徹底解説〜
公開日:2025年09月04日
リーフレットやDMなどでよく使われる「Z折り」。コンパクトに仕上げられるだけでなく、展開時に大きなインパクトを与えられることが特徴です。
本記事では、Z折りの基本的な形状やメリット、実際の活用シーンについて詳しくご紹介します。広報物や販促物の折り加工を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Z折りとは、紙をジグザグに三つ折りにする加工方法で、「外三つ折り」とも呼ばれます。横から見たときの形がアルファベットの「Z(ゼット)」に似ていることから、この名で呼ばれています。
1枚の紙を3面に分けて情報を整理できるため、コンパクトながらも十分な情報量を掲載できるのが特徴です。折りたたむと持ち運びやすく、開けば大きな紙面を使って情報を伝えられることから、リーフレットや案内状など幅広い用途で利用されています。
Z折りは用紙を3等分して折るため、見た目がすっきりとまとまり、かさばりにくいのが特長です。展示会やイベントでの配布資料としてはもちろん、店舗での店頭配布やレジ横での設置にも適しており、受け取った人が持ち歩きやすい点も利点といえます。
折りを広げると、一気に紙面が大きく展開されるため、視覚的に強いインパクトを与えられます。ほかの折り加工と比べても広がりやすく、訴求力を高めたいシーンに向いています。
Z折りはページを段階的に開いていく構造のため、情報を順番に見せたいときに効果的です。商品やサービスを順を追って紹介するなど、ストーリー性を持たせた構成に適しています。
サービス案内や会社案内といったリーフレットで多く採用されています。情報を整理しながら読み手に届けられるため、理解度を高める効果があります。横型だけでなく、縦型のリーフレットにも対応可能です。
Z折りは封筒に収まるサイズに加工できるため、DMに適しています。郵送コストを抑えられる点もメリットです。家電量販店のチラシやカタログなど、情報量が多い販促物でもよく用いられます。
冊子内にサイズの異なる用紙を組み込みたい場合にもZ折りは活躍します。例えば、A4冊子の中にA3サイズの資料を綴じる場合などに使われ、必要に応じて大きな情報を収められます。この折り方は「片袖折り」とも呼ばれます。
Z折りを設計するときは、中央の面の幅を両端と同じに設定する必要があります。中央の面が両端より長かったり短かったりすると、意図した仕上がりにならない場合があるため注意しましょう。
さらに、Z折りでは「どの面が表側・裏側になるか」を確認しておく必要があります。加工を依頼する際には、必ず「表面から見た折り位置」を基準にして指示を出すことが大切です。
Z折りは、情報量をコンパクトにまとめつつ、展開時には大きなインパクトを与えられる便利な折り加工です。リーフレットやDM、冊子資料などさまざまな用途に活用できます。
新晃社では、Z折りをはじめ多彩な折り加工に対応しています。下記の記事では「巻き三つ折り」についても解説していますので、あわせてご覧ください。
加工の定番!巻き三つ折りとは~メリットや活用シーンを徹底解説~
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