こんにちは。今日は、作品事例を紹介します。

今回は、株式会社新晃社の会社案内を マットコート紙 で作って見ました。
仕様は、仕上りサイズA4の8ページの中綴じです。
前回にヴァンヌーボVGホワイトを使用して作った会社案内と同じデザインの物を今回は、違う用紙を使って作成しました。
前回のヴァンヌーボVGホワイトに比べると、マットコート紙は、比較的、リーズナブルでオーソドックスな用紙です。 DM や カタログ、パンフレット などに幅広く使われています。
コート紙と比べるとツヤのない用紙ですが、ヴァンヌーボと比べると、ややツヤがあるような感じです。下の画像をご覧ください。
同じページでのマットコート紙とヴァンヌーボVGの印刷の仕上がりの比較です。インクの沈み方が違いますね。
マットコート紙への印刷の場合

ヴァンヌーボVGホワイトへの印刷の場合

下の画像は、白地を活かした部分での比較です。パッと見た感じ、あまり印象は変わりませんが、手触りはかなり違います。右側がマットコート紙での印刷です。

マットコート紙が、しっとりという感じ に対して、ヴァンヌーボVGの方は、少しザラッとした感じの暖かみのある手触りです。 この部分が、一番大きな違いだと思います。
初めてこの会社案内を手に取った時、マットコート紙の場合は、コート紙とは印象の異なるしっとりとした感じの一般的なパンフレットのような印象を持つと思います。
ヴァンヌーボVGの方は、暖かみのある印象を持つと思います。用紙の選択は、デザインに関わる重要な部分の一つです。方向性と用途、予算が決める時の大きな要素となりますね。
今回は、同じデザインの会社案内を用紙を変えて作成した時の用紙によって変わる印象を書いてみました。




