【よくわかる】UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)

UDフォントとは

UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)とは、多くの人に分かりやすく、読みやすいように工夫されたフォントになります。

私たちは日々の暮らしの中で、印刷物、看板や標識、パソコンやスマホなどのディスプレイなど、あらゆるところで「文字」を読み、情報を取得しているため、文字は大変重要な役割をもっています。

近年では高齢化にともなって、細かな文字や小さい文字が読みにくいといった人が増えていることや、社会全体がより多くの人にとって暮らしやすいユニバーサルな社会を目ざしていることから、UDフォントの重要性は高まっています。

UDフォントと一般フォントの比較

例えば、数字の「6」と「8」の文字ですが、アキの部分が狭いと見間違いを起こしやすくなります。そのような問題を解消するために、UDフォントではアキの間隔や、文字の幅などを調整して判別しやすくするといった工夫が取られています。

見間違い以外にも、

・コピー機でコピーを取る
・FAX送信をする

このような場面では文字がつぶれやすくなるため、やはり見分けがつきにくくなる場合があります。いくら視力が良くても、文字がつぶれてしまっていては正確に判別することはできませんね。UDフォントはこのような場面も想定して、なるべく読みやすく、分かりやすいデザイン設計がなされています。

暮らしの中で見かけるUDフォントの事例

より暮らしやすい社会のために、UDフォントは日常のあらゆるところで使われています。

例えば、町の広報誌や掲示物、駅名の看板、医療や福祉の現場で使われる印刷物など様々です。最近では、東京オリンピック・パラリンピックの公式フォントとして、フォントメーカーのモリサワが「東京2020公式フォント」をデザインし、提供するといったニュースが話題になりました。

東京2020オリンピック | 株式会社モリサワ
https://www.morisawa.co.jp/tokyo2020/

もちろん、UDフォントを使っているだけではなく、読みやすく分かりやすいレイアウトや文字組み、色使いなども重要です。多くの人に伝わる、思いやりのあるデザインを広めていきたいですね。

UDフォントメーカーの一覧

UDフォントを取り扱っているメーカーはこちらになります。この他にも様々なフォントメーカーやフォントデザイナーが開発したUDフォントがありますので、是非参考にしてみてください。

・モリサワ
https://www.morisawa.co.jp/fonts/udfont/

・イワタ
https://www.iwatafont.co.jp/ud/

・モトヤ
https://www.motoyafont.jp/font-list/ud-font.html

・フォントワークス
https://fontworks.co.jp/column/8146/

新晃社でもUDフォントを導入しデザインを行っておりますので、UDフォントの事でご不明な点や気になる事がありましたら是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。

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