
マーケティングツールとして、消費者に直接届けるダイレクトメール(DM)が見直されています。
スマートフォンを中心としたWEB広告では届かない層にリーチできる事、また、開封後の行動喚起率が高い事、デジタルにはないユーザー体験を提供できる事など、紙媒体ならではの価値を発揮することができます。
今回はダイレクトメール印刷の効果と手法についてご紹介いたします。
ダイレクトメールは若者の反応率が高い傾向に
インターネット広告が登場する前の時代は、テレビ・ラジオなどのマス広告や、チラシなどの紙媒体の広告が一般的でした。そのため、インターネットが登場する前の世代である高年齢の人たちは、ダイレクトメールをもらった経験が比較的多いため、反応率が低くなっている傾向があります。
一方インターネット登場後に社会人になった、主にミレニアル世代以降の若者は、以前よりダイレクトメールをもらう機会が減っています。そのため、受け取った時の反応率が高く、お店に出かけた、資料を請求した、といった行動率が高くなる傾向があるようです。
一般社団法人 日本ダイレクトメール協会の「DMメディア実態調査2019」によると、ダイレクトメール閲読後の行動は、男性・女性ともに30代が最も高く21.8%〜26.2%以上となっており、4-5人に一人は何かしらのアクションをとるといった傾向が分かります。
次に反応率が高かったのは20代の世代であり、若者の反応率が高いことが分かります。
参考:一般社団法人 日本ダイレクトメール協会「調査統計資料・その他資料」
こんなにある、ダイレクトメール印刷の方法
ダイレクトメール印刷には様々な手法があります。
ここでは一般的なものから、少し変わった印刷方法までご紹介します。
・ポストカード
最もポピュラーなダイレクトメールです。ハガキサイズなので、あまりたくさんの情報を掲載することはできません。バーゲンやセールなどのお知らせなどによく使われます。郵便料金はハガキサイズとなり比較的安い為、コストを抑えるにはポストカードのダイレクトメールが良いでしょう。
・A4大判ハガキ
ポストカード同様、1枚もののペラですが大きさがA4サイズになるため、紙面として使えるスペースが大きくなり、たくさんの情報量を掲載する事ができます。複数の商品を掲載したい場合、商品やサービスの特徴やメリットを掲載したい場合に向いています。郵便料金は定形外郵便扱いになりますので、ハガキサイズより高くなります。
・封筒に封入して発送
チラシやパンフレット、申込書などを封筒に封入して発送する方法です。複数の印刷物を封筒に入れる事ができる為、よりたくさんの情報をユーザーに届ける事ができます。封筒は定型内サイズと定形外サイズの2種類あり、さらに重さや厚みなどによって郵便料金が変わります。
・圧着ハガキ印刷(シークレット印刷)
個人情報やクレジット情報などを隠すために、印刷面同士を貼り合わせて圧着させたハガキになります。ハガキの隅っこに、めくって剥がせる切り込みがあり、ゆっくりと剥がすと中身が見れる印刷物です。ハガキサイズ、A4サイズ、どちらのサイズでも作る事ができるため、個人情報関連の内容でなくとも、企業がセールやバーゲンなどのキャンペーン告知のツールとして使うこともあります。
ダイレクトメール印刷の成功事例
ダイレクトメール印刷の強みは、デジタルとは違ったアプローチでユーザーの興味関心を引くことや、次に繋がるアクションを起こしやすいという点です。
例えば下記のような使い方で、成果を出す企業は少なくありません。
・これまで休眠顧客にはメルマガを送るだけで反応率が少なかったが、ダイレクトメールを送ったら反応率が格段に上がった
 ・会員ユーザーの属性にパーソナライズしたダイレクトメールを送ることで購入率が上がった
 ・他店へ流れてしまった離反ユーザーに、保有ポイントをお知らせするダイレクトメールを送ったら再来店率が上がった
いかがでしょうか。この記事を読んでくださっている皆様の事業でも、ダイレクトメールを活用できるシーンはきっとあると思います。
新晃社では、ダイレクトメール印刷をご検討しているお客様に、最適な企画提案からしております。また、印刷から発送まで承ることも可能ですので、是非お気軽にご相談ください。皆様のマーケティング活動に役立つ印刷物をご提供いたします。





