【DIC・特色印刷】日本の伝統色とは

前回の記事(【保存版】特色印刷:DIC(ディック)とは)ではDICについてご紹介させて頂きました。その中でも日本らしさがギュッと詰め込まれた「日本の伝統色」をご存じでしょうか。

日本の伝統色とは、DICグラフィックス株式会社が発行しているカラーガイドであり、古来より伝わる日本特有の色彩感覚からまとめられたものになります。

色彩そのものを紹介するだけではなく、その色名の響き、風情、言葉の美しさなど一つ一つに大変情緒深いものがあります。今回はこの日本の伝統色についてご紹介させて頂きます。

一つ一つに名付けられた「色名」

日本の伝統色には一つ一つのDICカラーに、日本特有の色名が名づけられています。

「藍色(あいいろ)」「藍白(あいじろ)」「藍鼠(あいねず)」「青朽葉(あおくちば)」等々、日本古来より伝えられている伝統色名を主としつつ、外来色名や一般に慣用されてきた色名も加えているそうです。

カラーガイドの巻頭には日本の伝統色を創刊するにあたっての詳細が詳しく記載されていますので是非そちらも読んでみて頂きたいポイントです。

色の成り立ちが分かる「由来」

カラーガイドをめくると、701番の紅梅色(こうばいいろ)が出てきます。

下のほうにはさらに詳しい由来が記載されています。海外のかたにも伝わるように英語でも表記されていますね。

読んで字のごとく「紅梅」の花の色から来た色名とのことですが、さらに詳しい時代背景なども記載されています。たった一枚のカラーチップを見るだけでも読み応え十分。色ごとの奥ゆかしさ、美しさをすみずみまで感じることができます。

日本の伝統色(第9版)は全300色になります。これだけのバリエーションがあり、一つ一つに色名と由来がありますのでかなりの見ごたえです。

巻末の配合表

巻末には配合表があり、CMYK値、 RGB値、マンセル値の近似値が収録されています。データ制作に非常に役立ちますね。

実際に印刷した色は紙質や印刷方法によって変わりますので、必ずしもカラーガイドの色通りということではありません。仕上がりをチェックするには必ず色校正をしましょう。

特色印刷や色校正の注意点についてはこちらの記事もご覧ください。

・特色印刷で注意したい3つのポイント
・【もう迷わない色校正】簡易校正と本機校正の違い

いかがでしたでしょうか。以下はDICグラフィックス株式会社の公式ページです。是非あわせてご覧頂ければと思います。

(日本の伝統色 公式ページ)
https://www.dic-graphics.co.jp/products/cguide/japan_9.html

DIC、特色印刷、日本の伝統色についてご検討中の場合や、ご不明な点がありましたら、新晃社まで是非ご相談ください。経験豊富な担当者が丁寧にご説明させて頂きます。

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