製本加工部門インタビューと一日の働き方

製本加工部門 中村睦美

なぜ新晃社に入社しようと思ったのですか

絵を描くのが好きで、仕事を探す時、絵に関する仕事に携わりたいと思っていました。本を作ることにも興味があったので、印刷会社、製本会社の職種で探して新晃社に入社しました。

現在の業務内容を教えてください

印刷後、必要サイズに断裁された紙を機械で折る仕事をしています。二つに折ったり、三つに折ったり、クロスに折ったり、色々な折があります。難しいジャバラ折や観音折などの折も行っています。製品として完結する折もあれば、中綴じなど次工程に回す折もあります。単純そうにみえて、様々な種類の紙、厚さの違いなどで生じるズレなどにも気をつけなければならないので、気を抜けません。

仕事を通してやりがいを感じる時を教えてください

今、部下がいますので、自分が指示を出して仕事が回っていくのは楽しいです。指示を受けて仕事をするのではなく、自分が中心となって、ひとつひとつ「この方がいいね。」「このやり方でやろう。」とディスカッションをして製品として仕上がっていく。部下からコミュニケーションを通して信頼されているなと実感する時にやりがいを感じます。

職場の雰囲気を教えてください

女性が少ない職場ですが、性別を意識することなくフレンドリーに互いに意見や会話がに行えているので、とても意思疎通が良く出来ている、とても明るい職場だと思います。

大切にしている考え方やポリシーを教えてください

コミュニケーションが一番大切です。自分の所だけで完結する仕事ではないので。前には断裁があり、後には中綴じや発送業務があります。全工程の中の折工程なのでコミュニケーションをしっかり取らないと、どこかでが出て事故に繫がります。事故を未然に防ぐために前後との確認がとても大事です。あと、お客様との約束事、納期に繫がる時間については常に気を使っています。製品が出来上がる時間は厳守なので、部下にも気を配るように、これは徹底しています。

これまで仕事を通して一番大変だったのはどういう事でしたでしょうか。また、どうやってそれを解決しましたか。

ベトナムから初めて実習生が入社した時、日本語が殆ど通じなかったので、製品加工の注意点や仕事の段取りを伝えるのにとても苦慮しました。先ずは作って見せて、注意点に〇をつけて、ここは必ず注意するところだよ。駄目なものは何か具体的に見せてこれは駄目の繰り返し。身振り手振りで伝えて行くことで、彼らも必要な日本語から覚えてくれて、今では問題なく仕事を進めてもらっています。

仕事をしていく上でどういった人達と一緒に仕事をしていきたいですか。

女性が少ない職場なので、女性歓迎です。もう少し女性が増えてくれると更に楽しい職場になると思います。

これからどんなことに挑戦してみたいですか

まだ今は製本課の課長に頼っている部分や相談している部分もあるので、折工程だけでも部数の大小や難易度に係らず、自分で全ての段取りやスケジュールや人員配置の組み立てを出来るように、広い視野で回りが見通せるようになりたいです。

近い未来と将来の夢を教えてください

最初に申し上げたように、絵やキャラクターを描くことが好きなので、今回社内報に4コマ漫画を取り上げていただけたので、自分が書いたキャラクターを自社のHPに取り上げて貰えたら嬉しいです。

これから仕事につく方にメッセージは

私が入社したのが20歳のときで、最初から周りの皆さんにたくさん声をかけていただき、仕事も積極的に教えていただきました。仕事も任せて貰えるので、とてもやりがいを感じながら仕事をしています。一緒に仕事しませんか。特に女性、大歓迎です。

中村睦美さんのある一日の流れ

8:00

出社:刷り本の移動。朝礼でメンバーのスケジュールを確認します。

8:30

作業開始:予定表を見ながら、断裁された物を折る作業をします。

12:00

昼休憩:他部署の人とおしゃべりをしながら昼食を取ります。

13:00

午後の作業開始:発送する物、当日に終わらせなければならない物をチェックしながら折り作業をします。

15:30

15分間の休憩があります。

15:45

作業再開:予定表をチェックしながら、折り作業をします。

17:30

退社:仕事が終わらない時、次の日忙しい時などは、残業をします。