特殊加工印刷の新晃社 > 印刷会社ブログTOP > ブログ > デザインの雑学など > 【よくわかる】ご祝儀袋と熨斗袋(のし袋)の違い
公開日:2024年09月13日
日本の文化において、金銭を贈る際に使われる「ご祝儀袋」と「熨斗袋」には、それぞれ特定の役割と意味があります。これら二つは、見た目や使用目的が異なるため、場面に応じた適切な選択が求められます。
今回の記事では、ご祝儀袋と熨斗袋の違いとその使用用途について詳しく解説するとともに、新晃社オリジナルのご祝儀袋「SAWARIGAMI iwai」についてもご紹介させて頂きます。
ご祝儀袋は、結婚式や出産祝い、成人式などの正式な祝い事で金銭を贈る際に使用される袋です。そもそも「ご祝儀」とは、結婚や出産などに祝意を表す言葉になります。
ご祝儀袋は通常、白を基調とし、金銀や紅白の水引(細い紐)で飾られており、「寿」や「御祝」などの文字が印刷されています。袋のデザインや水引の結び方は、祝い事の種類に合わせて選ぶのが一般的です。
結婚式:最も使用される場面の一つで、結婚祝いとして新郎新婦に金銭を贈る際に使われます。
出産祝い:新しい命の誕生を祝うために、親戚や友人に金銭を渡す際に使われます。
成人式・卒業式:若者の節目を祝う際にも、金銭を包むためにご祝儀袋が使われます。
ご祝儀袋は、厳粛な祝い事に使われるため、そのデザインや素材にも気を配る必要があります。高級感が重視されるため、袋自体の素材や水引にこだわりが見られることが多いです。
熨斗袋は、熨斗と水引をつけるか、またはそれを印刷した袋で、結婚式や葬儀、お見舞いなどの慶弔事や、謝礼・寸志などにおいて主に金銭をいれて送る袋として使用されます。
ちなみに、右肩にある小さな飾りを「熨斗(のし)」といいます。かつての儀礼的な贈り物に添えられた熨斗鮑(のしあわび)の習慣に由来しており、贈り物に対する感謝や祝いの気持ちを表現する意味が込められています。
結婚祝い等の慶事ごと:結婚、入学や進学、出産祝い、新築祝いなどの金銭を包む際にに使用されます。
お悔みや法要などの弔事の際:香典や読経料、お車代を包む際に使用されます。
その他:初穂料、謝礼・心づけや賞金などの金銭を渡す用途としても使用されます。
※使用用途によって、熨斗の有無、水引の結び方などマナーがありますので熨斗袋を選ぶ際は、注意が必要です。
新晃社独自の特殊印刷技術、「さわりがみ加工」によって紙の表面にざらざらとした凹凸模様を施したご祝儀袋です。
従来、紙に凸凹を生み出す方法としては、金型を紙に押し付けるエンボス加工またはデボス加工がありますが、「さわりがみ加工」は金型を用意する必要はありません。また、特殊ニスを塗布しているため、紙自体の質感を活かしながら、折り曲げることも可能です。
上記の技術を利用して、作成したご祝儀袋が「SAWARIGAMI iwai」です。縁起の良い伝統和柄が、艶やかな白とマットな白のコントラストで浮かび上がり、白無垢のような美しい表情を演出します。フォーマルな「純白」、華やかな「桃」と「若菜」の3色展開で、幅広いシーンに対応します。
SAWARIGAMI iwaiはこちらからご購入いただけます。
また、ご祝儀袋や熨斗袋の作成について、ご検討の際は新晃社にぜひご相談ください。経験豊富なスタッフがサンプルをお持ちし、ご祝儀袋・熨斗袋を引き立たせる最適な用紙や印刷方法などをご提案いたします。
当社では、お問合せいただきました内容を確認し、ヒアリング・お打合せをさせていただいております。
その内容をふまえて、企画・デザイン・見積りを提出させていただきます。
印刷だけでなく、特殊加工・製本・丁合、封入などのアッセンブリから発送まで対応しております。
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